単純ヘルペスの治療
単純ヘルペスウイルス感染症(口唇ヘルペス・性器ヘルペス)は、再発を繰り返しやすい特徴を持つ感染症です。
治療の基本は抗ウイルス薬の内服ですが、近年では再発時に患者さま自身が早期に治療を開始する「PIT療法(Patient Initiated Therapy)」を行うことが可能となっています。
PIT療法(Patient Initiated Therapy)とは
PIT療法とは、再発の初期症状を自覚した段階で、患者さま自身が抗ウイルス薬の内服を開始する治療方法です。
あらかじめ処方された薬を手元に保管しておき、「ピリピリする」「違和感がある」など、再発の前兆を感じた時点で服用します。
発症後に受診してから治療を始める従来の方法と比べ、治療開始までの時間を短縮できる点が特徴です。
PIT療法が検討される方
PIT療法は、次のような方が対象となります。
- ヘルペスの再発を繰り返している方
- 再発の前兆を自覚できる方
- 医師の指示を理解し、適切に服薬管理ができる方
ヘルペス再発と早期治療の重要性
ヘルペスは、症状が出始めてから時間が経つほど、皮疹や痛みが強くなる傾向があります。
PIT療法では、再発のごく初期に治療を開始することで、症状の進行を抑える可能性があると考えられています。
また、症状が軽いうちに治療を行うことで、日常生活への影響を最小限に抑えることが期待されます。
PIT療法の進め方
当院では、まず医師が診察を行い、ヘルペスの診断および再発状況を確認します。
そのうえで、PIT療法が適していると判断された場合に、以下の点について丁寧に説明します。
- 服薬を開始するタイミング
- 薬の用量・用法
- 服用時の注意点
当院での取り組み
福岡市西区のあさひ皮膚科クリニックでは、ヘルペス治療において患者さまの生活スタイルや再発頻度を考慮した治療選択を大切にしています。
PIT療法は、再発に伴う不安や通院の負担を軽減する一つの選択肢であり、標準的な抗ウイルス療法の延長線上にある治療方法です。
ヘルペスの再発でお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談ください。