感染症

白癬(水虫・たむし)の診断と治療

白癬とは

白癬は、白癬菌(水虫菌)というカビの一種によって引き起こされる皮膚の感染症です。

白癬菌は皮膚の表面に感染し、かゆみや赤み、皮膚の剥がれなどの症状を引き起こします。

特に足の指の間や股部に発症することが多く、足にできたものを水虫、股部にできたものをいんきんたむしと呼びます。

また爪に感染すると、爪が変形したり、色が変わったり、厚くなることがあり、爪水虫と呼ばれます。

 

白癬菌とは

白癬の原因は、白癬菌(水虫菌)というカビの一種です。

この菌は、以下のような状況で感染しやすくなります。

湿度の高い場所:公共のシャワー室やプール、ジムの更衣室などでは、感染リスクが高まります。

密接な接触:感染者と直接触れること、特に裸足での接触や、共用のタオルを使うことで感染が広がります。

 

白癬の治療法

白癬は、適切な治療を行うことで治癒が可能です。

治療方法には以下のものがあります。

外用薬:(塗り薬):カビに対して効果的な抗真菌薬の塗り薬を使用します。感染した部位に直接塗ることで白癬菌を除去します。

内服薬(飲み薬):広範囲に感染している場合や、外用薬が効きにくい爪水虫では抗真菌薬の飲み薬を使用します。

患部の衛生管理:足を清潔に保ち、特に足の指の間をよく乾かすことが大切です。また、通気性の良い靴を選び、湿気がこもらないようにしましょう。

 

まとめ

白癬は、白癬菌というカビによって引き起こされる皮膚の感染症です。

感染は湿気の多い場所や密接な接触を通じて広がりやすいため、早期の治療と適切な予防が重要です。

気になる症状があれば早めに皮膚科を受診しましょう。

 

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