腫瘍

脂漏性角化症(加齢性いぼ)の原因と治療

脂漏性角化症(加齢性イボ)とは


脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)は、は皮膚にできる良性の腫瘍です。

特に中高年以降の人々に多く見られる病変で、「加齢性いぼ」とも呼ばれます。

色は茶色~黒色で表面はざらついています。

 

脂漏性角化症の原因


長時間、紫外線にさらされることが脂漏性角化症の発生に関与していると考えられています。

日光を浴びることが多い顔や手などの皮膚に現れることが多いです。

 

脂漏性角化症の治療法


脂漏性角化症は良性の病変であり、放置しても問題はありませんが、見た目が気になる場合には治療が考慮されます。

主な治療法は以下の通りです。

凍結療法:液体窒素で脂漏性角化症を凍結させ、組織を壊す治療法です。1回で取れることは少なく、時間をあけて何回か行う必要があります。

手術:局所麻酔でイボを切除します。通常は日帰りで治療が終了します。

炭酸ガスレーザー:レーザーで組織を蒸散させてイボを取り除きます。メスによる手術に比べ傷跡も残りにくいことが特徴ですが、自費の治療になります。

 

まとめ


脂漏性角化症は良性の皮膚病変であり、基本的に問題を引き起こすことはありません。

しかし脂漏性角化症にそっくりな皮膚がんもあるため、皮膚科専門医の診察を受けることが大切です。

気になる症状があれば早めに皮膚科を受診しましょう。

 

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