感染症

しらみ症の原因と治療

しらみ症とは

しらみはヒトに寄生する小さな寄生虫で、主に頭髪や体毛に住みつきます。

血を吸うことでかゆみを引き起こし、白っぽい卵が、髪の毛や体毛の根元に付いているのが確認できます。

 

しらみとは

しらみは非常に感染力が強く、直接的な接触を通じて広がるため、特に学校や保育園などの集団生活の場で見られます。

しらみには主に2種類があり、それぞれが異なる部位に寄生します。

アタマジラミ:アタマジラミは最も一般的なしらみで、主に頭髪に寄生します。特に小児に多く見られ、直接的な頭部の接触や共有物(帽子、タオル、枕など)を通じて感染します。

ケジラミ:ケジラミは陰部を中心に体毛に寄生します。性交渉を通じて感染することが多いため、性行為による感染症と関連しています。

 

しらみの治療法

以下の方法でしらみを駆除します。

殺虫剤:フェノトリンやジメチコンなどの殺虫剤を使用します。シャンプーやローションの形で提供されており、指定された方法で塗布します。卵は殺菌できないことが多いため、1週間後に再度薬剤を使用して卵の孵化を防ぐことが推奨されます。

卵の除去:専用のくしを使って卵を取り除くことも重要です。髪の毛や体毛の根元に付着した卵は、目視で確認し、しっかりと取り除きます。

 

まとめ

しらみは非常に感染力が強い寄生虫で、主に直接的な接触を通じて広がります。

アタマジラミとケジラミがあり、それぞれが異なる部位に寄生します。

しらみによる症状が現れた場合は、早期に治療を行い、除去することが重要です。

気になる症状があれば早めに皮膚科を受診しましょう。

 

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